【借入初心者必見】銀行借入の期間設定

こんにちは、根本寛也(@nemotohiroya)です。

太郎社長
太郎社長

はじめて銀行借入するけど、借入期間は何年にしたらいいんだろう

と、あなたも悩んでいませんか?

今回は、そんな「はじめて銀行借入をされる社長さん」にむけて「銀行借入の契約期間」についてお伝えします。

この記事は以下のような人にオススメです!

  • はじめて銀行借入するから借入期間の設定の考え方がわからない…
  • いつも銀行員の言われるがまま借入期間を設定していたな…
  • 今度、借入するから期間設定について知っておこう!

サクッと読めますので、最後までお付き合いください。

借入期間と元金返済額について

  • ノンバンク
  • 私募債
  • 劣後ローン
  • クラウドファンディング

など資金調達はさまざまな方法があります。

しかし、多くの中小企業は「銀行借入」をするのが一般的です。とくに「信用保証協付の借入」が多いかと思います。

今回は、そのような銀行調達の契約期間について紹介します。

一般的に運転資金を調達するときの期間は、

  • 1年以内の短期借入
  • 3年、5年、7年の長期借入

があります。
(※2年や4年とかも可能。商品によって10年もあり)
(「設備借入」は一般的に「法定耐用年数」から借入期間を考えます)
(「証書借入」「手形借入」「当座貸越」「手形割引」など手法もたくさんあります)

私の個人的な考えでは…

できれば最長の7年で組んでいただきたいです(なるべく最長期)。

なぜなら、毎月の返済額が最少額になるからです。

期間設定の考え方について正しい答えはありませんが、、、

資金繰りを考えた場合、毎月の返済額が少ないほうが当然ラクになります。

しかしデメリットとして、総支払利息は多くなってしまいます。

長期返済期間だと返済額は少なくなるが、総支払利息は多くなる。

資金繰りが悪化する企業によくあること

資金繰りが悪化してしまう企業の共通点として、「業況が良いとき、お金があるときの考え方で期間を設定」してしまい、後々資金繰りが苦しくなるケースがあります。

場合によっては、借換えまたはリスケジュール(条件変更)をせざるを得ない状態になってしまいます。

まぁ、どの中小企業も数年後の予想をするのは難しいですもんね…

期間ごとで試算してみると

参考として、借入期間を変えた場合、どれくらい返済額が変わるか示したいと思います。

―――

例)1000万円借入し期間3年、5年、7年で設定した場合の毎月の元金返済額

3年27万8千円/月

5年16万7千円/月3年との差額△11万1千円/月)

7年11万9千円/月3年との差額△15万9千円/月、5年との差額△4万8千円/月)

―――

元金返済額だけの比較ですが、だいぶ差が出ますね(利息は含まれていません)。

ゆくゆくのことを考えて、業況が悪化しても返済ができる期間設定にすることをオススメします。

注意点・デメリット

資金使途(お金の使い道)によっては、長期借入ができない場合もあります。

また長期になるほど信用保証協会・金融機関側もリスクを負います。ですので、金利が多少上がる、長期借入に応じてくれないなどの場合もありますのでご注意ください。

個別ケースになりますので、銀行とよくご相談ください。

さらに長期になるほど総支払利息や信用保証協会の「保証料」は増えますので、よくシミュレーションしてみてください。保証協会に直接問い合わせて、伺ってみてもいいですね。

このあたりも総合的に考慮したうえで、借入期間について判断してみてください。

まとめ

はじめて借入の契約をするということは、スタートアップ時期だったり、資金繰りが安定していない状況だと思います。

そういう時こそ悲観的に堅実な計画を立てるべきです。借入期間も長めに設定し、返済額も少なくするのが良いでしょう。

返済額が抑えられるぶん資金を貯めて、事業拡大のために投資するなど、つぎのフェーズのために計画を立てましょう。

ターンアラウンドマネジャー
根本寛也

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