
こんにちは、根本寛也 (@nemotohiroya) です。

最近、クラウドファンディングって聞くけど、どんなものだろう…
と、あなたも思っていませんか?
今回は、そんな人に向けて「クラウドファンディングの概要」についてお伝えします。
- クラウドファンディングがわからない
- クラウドファンディングをやろうと思っているけど、何か参考情報が欲しい。
- ビジネスでクラウドファンディングを活用したい!
実際にクラウドファンディングのプロジェクトに携わらせていただき、すごい良い仕組みだな!と感じたので紹介したいと思います(2016年ごろの話)。
本記事を見れば、クラウドファンディングのことがわかると思いますのでぜひ最後までご覧ください。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングという言葉は、「群衆(crowd)」 と「資金調達(funding)」を組み合わせた造語のようです。
クラウドファンディングとは、「インターネットを通じてクリエイターや起業家が不特定多数の人から資金を募る」仕組みをいいます。
クリエイターや起業家に限らず、
- 「私はこんな良いアイディアがある!」
- 「こんな面白いことをやりたい!」
- 「事業にお金が必要だけど、借入はしたくない!」
といった理由でも全然大丈夫です!
審査のハードルはそんなに高くありません。内容はなんでもアリなんです!
資金調達以外のメリット
クラウドファンディングは、資金調達以外にもたくさんメリットがあります。
たとえば、
- 顧客を知る(ニーズを把握できる)
- PRにつながる(情報を拡散し、認知・共感してもらえる)
などのことができます。
もっと具体例をあげると、ある商品を発売する前に
- 「どれくらい数のお客さんが関心を示してくれるかな」
- 「どの世代の男性・女性が買ってくれるかな」
- 「赤と青だったらどっちの色が人気かな」
などの市場調査を行うことができます。
しかも、割安で。
すごい良い仕組みですね。画期的です。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングの中には、大きく3種類あるそうです。
- 購入型
- 投資型
- 寄付型
購入型とは、「支援した際になにかモノや体験などのプレゼントが返ってくる」ものです。
投資型とは、「支援しそのプロジェクトが成功した場合、配当金等の資金が返ってくる」ものです。
寄付型とは、その名の通り、「寄付する」ものです。
それぞれのプロジェクト内容によって、使い分けた方が良さそうですね。
購入型の場合は、集めたい金額が少額のパターンが多いそうです。100万円以上のプロジェクトは大規模プロジェクトになるそうです。
一方、投資型は大きめの金額のパターンに適しているようです。
事業プロジェクトや金額が大きいプロジェクトの場合は、投資型の方が良いかもしれませんね。
どちらも種類でも、もちろんクラウドファンディング会社の審査がありますのでご注意をしてください。
「購入型」のクラウドファンディングのリターンについて
「購入型」のクラウドファンディングのリターンについてです。
購入型のリターンは、魅力的なモノや体験を支援者の方へお返しします。
ですので支援してくださる方が
- 「これ欲しい!」
- 「おっ!こんな体験してみたい!」
- 「面白そう!」
と思ってもらえるリターンが必要です。
リターンの金額設定
リターンは金額設定ができます。
例えば、
- 500円
- 1,000円
- 3,000円
- 5,000円
- 1万円
- 3万円
- 5万円
など、金額設定にルールはありませんので自分で好きな金額に設定できます。
ここでワンポイントです。
金額設定をする場合、「原価の2倍」に設定する、というのが一般的な考え方のようです。
ですので1万円のリターンであれば、原価で5,000円程度のものを設定するのが良いようです。
しかし1万円のリターンに対しても原価は5,000円ですが、実際は原価とは別で送料や手間賃がかかます。なので、別費用も考慮して金額設定をした方が良さそうですね。
モノのリターンの場合、下記のようなかたちでモノと金額を設定しているプロジェクトが多いです。
たとえば、
- 500円→お礼のメッセージカード
- 1,000円→メッセージカード+オリジナル商品A
- 3,000円→メッセージカード+オリジナル商品A+オリジナル商品B
- 5,000円→メッセージカード+オリジナル商品A+オリジナル商品B+……
のように、金額が上がるごとにリターンの品を足していくやり方です。
- 500円→商品Aのみ
- 1,000円→商品Bのみ
- 3,000円→商品Cのみ
という単品リターンでも良いですが、足し算方式の方が支援者にとってはお得感があるようです。
支援者の方は
- プロジェクトのストーリーに共感して支援くださる方か、
- リターンに魅力を感じてそれを欲しく支援して下さる方
のどちらかです。
法人に支援してもらうというやり方もあるので法人相手のリターン設定もいいかもしれませんね。
いずれにしても、リターンの設定は、プロジェクトの生命線なのでよーく考えて準備したほうがいいですね。
目標金額の設定について
クラウドファンディングの目標金額の設定についてです。
クラウドファンディングを実行する目的は、お金を集めることですから、目標金額の設定も大変重要になります。
クラウドファンディングの目標金額の設定でワンポイントアドバイスがあります。
それは、実際必要な資金の6割から7割を目標金額に設定します。
たとえば、
必要資金が100万円だった場合、60万円から70万円に設定します。
なぜあえて少し低めに設定するかと言うと、支援者の行動心理にあります。
自分が支援者の立場になれば少しイメージが付くと思いますが、「人はみんなが支援しているものに、自分も支援したくなる。」
これはクラウドファンディングの支援者の特徴的な行動かもしれませんが、、、
「日本人は他の人が買っているものを自分も欲しくなる」という共通した消費行動を持っているので、日本人はさらにこの行動は強くなるかもしれませんね(バンドワゴン効果)。
人がやっている事は安心して同じ行動が取れる、というこの行動心理を利用して、なるべく早めに目標金額を達成させる(実際必要な資金の6割から7割)。
そして目標達成後新たにストレッチゴールを設定し、残り足りない4割から3割を支援してもらう。
クラウドファンディングの統計で見ると、目標金額が100パーセントを超えてからの伸び率の方が凄いみたいです。
目標金額達成後の支援の加速度は増すらしいです。なので、ストレッチゴール1がクリアしたらさらにストレッチゴール2を設定するわけです。
このようにあえて6割7割に設定することから、早めに100% (6割7割)達成したいわけです。
低めに設定するわけですから、逆に言えばスタートダッシュが非常に重要になります。
このような支援の流れを考えると、行動計画の立て方が少しわかってくるかと思います。
プロジェクトの「本文の書き方」について
いくつかポイントがあります。最大のポイントは支援者の方がそのページをご覧になさってプロジェクトを理解し共感していただき、ぜひ応援したいなと思ってもらえるかです。
そのためにはわかりやすい文章(難しく書いていない)で、見やすい文章が必要です。
また視覚的に、直感的に理解してもらうためにも写真の伝える力は大きいと思います。
そのためには画質の良い写真、一目で何を物語っているかわかる写真が必要になります。
文章の書き方については雛形がありますので、それに沿って書いていけば、ある程度は形になると思います。(今回、関わらせていただいたクラウドファンディングの会社は、ひな型がありました。)
うまい文章よりも読み手の人たちが共感できる文章、すなわち支援者の人たちの心を動かす熱い情熱の文章が必要です。
クラウドファンディングを利用しお金を集めたいぐらいですから、語りたいことがたくさんあると思います。
その熱い思いを文章に落とし込めれば、支援者の人たちの気持ちは動かせると思います。
文章は純粋に考えて大丈夫だと思います。
文章よりも影響力があるのは、ヘッドラインとサブタイトルの部分だと思います。
ここにはすごい力を入れてください。
たくさんアイディアを出して、色んな人に、伝わるか、印象はどうか、聞いてみてください。
ここで支援者の方々の気持ちを引き付けられなければ本文を読んでもらえませんので非常に重要なポイントです。
文章が出来上がったあとは知人友人などに見てもらい、出来栄えについて意見を聞くと良いと思います。
「情報拡散」について
いざ、プロジェクトが始まったら、多くの方に知っていただくために、情報の拡散が重要になります。
プロジェクトの内容が3割、プロジェクトの情報拡散をするのが7割、というほど、成功するためにエネルギーを注ぐ比率としては、中身よりも宣伝の方が重要となります。
そりゃそうですよね。世の中の人たちはプロジェクトがスタートしたことなどもちろん知りませんし、世の中にはたくさん情報があふれているので、埋もれてしまいます。
そのため、いかに世の中の人たちの目に触れられるか、知ってもらえるか、は大変重要なことです。
しかし世の中の方々全員にお知らせをして、買っていただく、ご支援いただく、のは難しいものです。
ですので、プロジェクトスタート時は、知人友人親戚、関係者の方々にご支援を依頼し、資金を集めるというのが得策かと思います。
その後、Facebookやブログ、Twitter、Instagram、メディア、チラシなど利用し、広く広めていくことが良いと思います。
スタート時にどれだけ資金を集められるかはプロジェクトの生命線ともいえます。
人々の支援したい!という心をくすぐるようにしましょう。
スタートダッシュするためにプロジェクトがスタートするという事前告知も重要になるかと思います。
いずれにしても、行動計画を綿密に立てることが必要になります。
以上、実体験を通してわかった、クラウドファンディングの内容でした。
ターンアラウンドマネジャー
根本寛也
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