銀行から聞かれる事業性評価のヒアリング内容

先日、平成28事務年度金融行政方針が公表されました。

それに沿って、銀行は地元中小企業に寄り添いながら、取引先の将来性や地域における立ち位置など、総合的に判断し融資に取り組むという流れに変わってきています。

その中で、「定量面」だけでなく、「定性面」のヒアリングに力を入れています。(非財務面の把握)

中小企業の皆さんは具体的に、銀行からどのようなところを見られているか知っていますか?

今回は、金融行政方針に沿って、銀行がどのような目的を持って訪問してきているか、またはどのようなことを聞きたいと思って来ているか、を見ていきたいと思います。

定性面のヒアリング項目

大きく4つあります。

1つ目が、「経営者の資質」です。

2つ目が、「事業把握」です。

3つ目が、「企業を取り巻く環境について」です。

4つ目が、「内部管理体制の着目」です。

1つ目の「経営者の資質」については、経営者の考え方や性格、ビジョンや経営理念、また後継者の有無などです。

2つ目の「事業把握」については、企業概要企業の強み、弱みなどです。

3つ目の「企業取り巻く環境について」は、業界動向や市場規模やシェア、競合他社との比較、優位性、また取引金融機関との関係などです。

4つ目の、「内部管理体制について」は、自社内の人材育成状況や組織体制、事業計画、目標設定等についてです。

大まかにいうと、これらの項目についてヒアリングしたいと思っています。

各項目もさらに詳細に分かれています。

自社分析も含めて、銀行に対し答えられるようにまとめておくのも良いかもしれませんね。

ターンアラウンドマネジャー
根本寛也

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