
毎年決算対策の相談で、お電話をいただける社長がいます。
この会社は、素晴らしいです。
何が素晴らしいかって、決算書を銀行向けの決算書にしています。
決して、資金繰りが厳しい会社ではありません。むしろ、優良企業です。
「今期、こんなかんじなんだけど、銀行から見るとどう評価されるかな?」と相談してくれます。
「これこれこうだから、こんな感じにすれば問題ないんじゃない?」というかんじで返答します。
「わかった、そんな着地でいきます。」と、会話が終わります。
優良企業なのに、
慎重で、謙虚で、忠実に決算書をつくってくださいます。
こういう会社は、伸びますね。
真逆の会社
一方、先日、こんな会社が2社ありました。
最終損益で6万円損失。
6万円ぐらいであれば、いくらでも調整してプラスに持っていけたはず。
「なぜ、ちょこっとだけ損失を出したのか?」と社長に聞いたところ、「決算書が出来上がるまでわからなかった」とおっしゃっていました。
つまり、試算表を作っていなかったということですね。
実にもったいないですね。
粉飾をしろとは言いませんが、、、
- 銀行向けの決算書、
- 税務署向けの決算書、
- 自社のための決算書
を考えるべきです。
小規模企業はとくに、銀行向けの決算書を死ぬほど考えるべきです。
理由は、銀行がいなきゃ企業が死ぬ恐れがあるからです。
銀行から評価されなければ、小規模企業は、死んでしまいかねないからです。
企業の見せ方も重要です。
そこのところ、よく考えましょう。
ー根本寛也
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