本当は公開したくない、手形割引の利下げの実例

もう今から2,3年前ですが、、、

手形割引の金利引下げのお手伝いをさせていただきました。

どういう内容かというと、、、

自動車部品を製造している業歴47年の会社さんです。社長とお父さんででやっている会社。

自動車部品関係ということもあり、売上は現金振込みではなく受取手形で回収しています。

自動車関係ではよくあることです。

受取手形は通常期日まで待たなければ支払ってもらえないのですが、

それでは仕入れや経費など支払えないため困ってしまいます。

そのため受取手形を銀行で割引してもらい(買い取ってもらい)、

期日よりも前に手形をお金に換えるというものです。

これで仕入れなどの支払いができ金詰まりは起こしません。

銀行には手形を割引してもらう代わりに割引料をとられてしまいます。

つまり「金利をとられる」ということです。

この会社では何十年にも渡り、金利2.35%で割引をしてもらっていました。

この金利に対して何も疑問を持っていなかったのですね。

過去の決算書と比べ売上は落ちているものの財務内容は抜群の会社です。

社長には「こんな盤石な内容であれば確実に利下げできます」と伝え銀行にひとこと伝えてもらうようにアドバイスしました。

そして翌週、結果が出たのです。

金利が2.35%から何%に下がったと思いますか?

じつは、、、

1.475%に下がりました。約1%弱落ちました。

社長もビックリされていて、もっと早く相談すれば良かったとおっしゃっていました。

これでどのくらいコストが下がったのか?

この会社の場合、受取手形の額面が小さいため年間10万円弱ぐらいです。

ただ何年、何十年も毎月手形割引をしていたら、利息もチリツモで結構節約できるはずです。

また額面が大きい会社であれば、けっこうなコストダウンになるはずです。

一言でコストダウンできるなら絶対にやるべきですね。

ちなみに、手形の金利引き下げのアドバイスは無料でやってあげました。

ぼくは人が良すぎて商売には向かない人間だな、と思う今日この頃です(笑)

ー根本寛也

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