【中小企業の信用格付】あなたの会社も密かにされている格付けとは?

あなたは、「格付け」という制度を知っているでしょうか?

「格付け」と聞くと、、、

芸能人格付けランキングなど身近の格付けを思い出す方もいます。

国債や社債など債券の安全度を図るもの、企業の信用度を図るものもあります。

今回は、少し“企業の格付け”について触れてみようと思います。

企業の格付けというと、、、

上場企業など大会社の企業調査、企業分析を想像する方もいますが、じつは地元の中小零細企業であっても、格付けというものはされています。

知っていましたか?

個人事業主の方や、実質的には個人なんだけど不動産管理会社のオーナーをやっている方なんかも、格付けはされているんですね。

で、だれが格付けをしているのか?

じつは、、、

あなたの身近な銀行や信用金庫などの金融機関です。

借入をしている金融機関に決算書や確定申告書を提出していると思いますが、資料のデータを使って格付けをしています。

そしてランク分けをしています。

先日、「格付け」を密かにされているということを意外にも知らない社長がいらっしゃったのでびっくりしました。

その会社は、決算書から資金繰りすべてを知っていた会社だったので、、、

「社長の会社は『正常先(債権者区分)』で、信用格付けも上から数えた方が早いポジションにいますよ」と教えてあげたところ社長は安心していました。

(※もちろん機密性が高い情報はお伝えしていません)

じつは、いま借入はできたとしても、今後格付けが落ちてしまえば、新規調達や条件変更などはしづらくなるんですね。

とくに、「正常先」から「要注意先」に落ちてしまったタイミングなどは、厳しい局面になるかもしれないので、そのような業況のときは細心の注意を払って決算書をつくるべきです。

まだまだ財務的に問題を抱えていて、なおかつ借入がある企業については、ぜひとも借入に対するリスクヘッジが必要でしょう。

たとえば、

  • 「2期連続赤字」
  • 「債務超過」
  • 「条件変更をした」
  • 「最近、銀行の営業マンから融資の提案がない」
  • 「最近、銀行担当者が来ることすらない」

など、

決算書に自信がない数字だったり、銀行員が最近積極的じゃないなと思われる会社は、そういう格付けになってしまっているかもしれません。

そういう会社で、借入があればリスクヘッジが必要でしょう。

ターンアラウンドマネジャー
根本寛也

借金を無くす方法について知りたい社長は、下記よりご覧ください。

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